中国の通信機器大手・ファーウェイに対する輸出禁止の措置をめぐって、アメリカのトランプ政権は18日、携帯電話の保守などに限り認めている輸出の猶予期間を再び90日間延長すると発表しました。

 ファーウェイをめぐっては、トランプ政権が今年5月、安全保障上の脅威になるとしてアメリカ製品の輸出を事実上、禁止しましたが、国内の利用者の混乱を避けるため既存の通信網や携帯電話の保守に必要な製品に限って例外的に輸出を認めてきました。この例外措置が18日に期限を迎える中、アメリカ商務省は利用者に配慮する形で、来年2月16日まで90日間、猶予期間を延長すると発表しました。延長は8月に続いて2回目です。

 一方、ファーウェイに対する輸出の禁止は続ける方針で、貿易交渉で部分合意を摸索する米中にとっては今後も取引材料の1つになる可能性があります。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3834060.html
TBS NEWS 2019年11月19日(火)