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太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題の解決を目指し、韓国の国会議長がまとめた法案について、韓国の与野党の議員は支持する姿勢を示した一方、「徴用」をめぐる裁判の原告側は日本側の謝罪が必要だなどとして議長に抗議していて、この法案をめぐる議論はう余曲折も予想されます。

韓国国会のムン・ヒサン(文喜相)議長は、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題の解決を目指し、日韓の企業のほか、政府も参加して基金を作り、慰謝料などを支払うとする法案をまとめました。

この法案について、ムン議長は27日、韓国の与野党の一部の国会議員に法案の趣旨や内容を説明しました。

韓国国会の発表によりますと、説明を聞いた議員は、積極的な支持を表明し、「政府が動きにくい状況なので、国会が先に法案をまとめて、政府が動けるように支援しなければならない」として、法案を早期に提出するよう要請したということです。


一方で、「徴用」をめぐる裁判の原告側はソウルの国会前や、南西部クワンジュで会見を開き、日本政府や企業の法的な責任が認められることや、日本側の謝罪が必要だと訴えました。そして、その後、国会内でムン議長と面会し、抗議したということです。

ムン議長は、法案は確定したわけではなく、調整は可能だと説明したということですが、この法案をめぐる議論はう余曲折も予想されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191127/k10012193551000.html
NHKニュース 2019年11月27日 19時19分