先日、テレビ番組に出演していたら、韓国の美容整形事情について特集が組まれていた。韓国の美容整形市場が興隆しているのは、日本人でも知っている。多くの若い女性が美容整形に殺到しても、もはや驚くに当たらない。

 女性たちは「美容整形が悪いとは思わない」「子供にも美容整形を受けさせたい」と言う。誕生日プレゼントに美容整形のチケットを贈る。そして、受験勉強から解放されて大学生になった途端、美容整形病院に“お世話”になる……。繰り返し報じられてきた姿だろう。

 私が驚いたのは、韓国の男性、それも中年男性にも美容整形や美容医療が流行しているという点。理由は、出世レースに勝ち残ることだ。出世には実力はもちろん、見た目も重要になる。出世レースで負ける要因は少しでも排除したい。

 私には、韓国は病んでいるように感じる。失礼だが、隣国からはそう見える。


 当連載はサプライチェーンを論じるものだが、本稿では韓国経済を統計から見つめた上で、今後の企業戦略を考えてみたい。

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00761/120500016/
病む一方の韓国経済に苦慮する日本企業、見習うべき孫正義氏の狡猾さ