北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)発射場のエンジン実験後、米朝間の言葉による対立が激しくなる中、
韓米情報当局が平壌(ピョンヤン)郊外にある山陰洞ミサイル研究団地に対する集中監視に入った。

米国は、北朝鮮の度重なる挑発警告に対抗して2年ぶりに国連安全保障理事会の招集を要請し、
米朝が対決に回帰することが懸念されている。

10日、政府筋によると、米情報当局は先週初め、東倉里のエンジン実験の兆候が捉えられた直後から偵察衛星を増強し、
昼夜を問わず山陰洞付近を隅々まで監視している。

研究団地を行き来する車両の種類や移動経路、人の動きなどをリアルタイムで把握し、
大陸間弾道ミサイル(ICBM)や衛星発射用長距離ロケットの組み立ての兆候なのか、追跡している。

軍消息筋は、「ICBMなどミサイルの推進体を開発・生産する山陰洞団地は、東倉里とともに北朝鮮のICBM挑発の2大拠点」とし、
「韓米が山陰洞を隅々まで監視しているということは、それだけ挑発の可能性を高いと見ているということ」と指摘した。

7日に東倉里でテストしたロケットエンジンも山陰洞団地で製作されたと情報当局は把握している。

こうした中、民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、10日、米空軍の地上監視偵察機
「ジョイントスターズ(E−8C)」1機が同日、韓半島で展開した。前日の「リベットジョイント(RC−135W)」に続き、
ソウルなど首都圏と中部圏の上空で北朝鮮に対する監視飛行を行った。
http://www.donga.com/jp/article/all/20191211/1924398/1/%E7%B1%B3%E3%80%81%EF%BC%A9%EF%BC%A3%EF%BC%A2%EF%BC%AD%E6%8B%A0%E7%82%B9%E3%81%AE%E5%B1%B1%E9%99%B0%E6%B4%9E%E3%82%92%E5%AF%86%E7%9D%80%E7%9B%A3%E8%A6%96