2019/12/13 05:20
https://www.viet-jo.com/news/politics/191212182131.html

 海上自衛隊インド洋方面海上訓練部隊の掃海母艦「ぶんご(MST-464)」と掃海艇「たかしま(MSC-603)」の2隻が12日、約180人を乗せて南中部沿岸地方ダナン市のティエンサ港に寄港した。

 今回の寄港は、インド洋方面における海上訓練の一環。インド洋地域の各国海軍などとの海上訓練を実施し、海上自衛隊の掃海および潜水に関する技量向上を図るとともに、各国海軍などとの連携強化を図る。

 今回の派遣では、9月15日から約3か月間にわたり、フィリピン、バングラデシュ、モルディブ、バーレーン、インド、マレーシアを訪問し、ベトナムが最後の訪問国となる。

 15日までの4日間のダナン市滞在中は、同市人民委員会および第5軍区司令部、第3地域海軍司令部、第161旅団などを表敬訪問するほか、市内見学などを行う。

 13日には「ぶんご」艦上において、ベトナム海軍に対する能力構築支援事業の一環としてワークショップを実施する。ワークショップでは、海上自衛隊における水中不発弾処分の体制や教育システム、海上自衛隊掃海艦艇の機能などをベトナム海軍に紹介することで、同軍との水中不発弾処分分野における相互理解の促進を図る。

 なお、10日から14日までの5日間にベトナム海軍の公式招待に応じて海上幕僚長がベトナムを訪問しており、海軍高官らとの意見交換や海軍部隊などの訪問を行っている。