2019年の論壇界を振り返る

津田大介 ジャーナリスト・早稲田大学教授

小宮友根「表象はなぜフェミニズムの問題になるのか」(世界5月号)…(1)

浅羽祐樹、木村幹「『最も近くて遠い国』の論理と心理」(中央公論11月号)…(2)

特集「薬物依存からの回復支援」(都市問題11月号)…(3)

 今年は日本が従前より抱える問題が深刻化した年として記憶されるだろう。

(1)はジェンダー、(2)は日韓関係、(3)は薬物という主題で衝突する構造を冷静に分析し、解決の糸口を探る有用な読み物だ。
https://book.asahi.com/article/12992404