12/31(火) 8:53配信

中央日報日本語版

中国のゲーム企業が今年韓国で16億ドルを超える売り上げを記録したことがわかった。中国政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を口実に自国内で韓国産新規ゲームの流通を制限している間に上げた実績だ。

30日のゲーム業界によると、中国視聴覚デジタル出版協会ゲーム委員会(GPC)はこのほど出した「2019年中国ゲーム産業報告書」を通じ、自国ゲーム産業の今年の海外売り上げを115億9000万ドルと推定した。これは1年前より21.0%増加した規模だ。

GPCが今回初めて公開した国別の輸出比率を見ると、韓国は14.3%に達した。米国の30.9%、日本の22.4%に続き3番目に大きい輸出市場だ。金額基準では中国ゲーム企業が韓国で16億5737万ドル(約1813億3000万円)の売り上げを上げた。

これに対し韓国コンテンツ振興院は対中華圏(中国、台湾、香港)輸出額が2017年の35億8340万ドルから2018年には32億1384万ドルと4277万ドル減少したと集計した。史上初の減少だ。

韓国企業の今年の対中輸出額は減少傾向がさらに激しかったとの推定が出ている。韓国1位のネクソンは7−9月期の対中輸出額が前年同期比43.0%減少したと明らかにした。

韓国ゲーム学会のウィ・ジョンヒョン会長は「中国政府が韓国のTHAAD配備などを理由に2017年3月から自国内での韓国産新規ゲームの流通を認めていないところが大きい」と分析した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191231-00000008-cnippou-kr