【バンコク時事】中国の習近平国家主席は17〜18日、ミャンマーの首都ネピドーを訪れ、アウン・サン・スー・チー国家顧問と会談した。双方は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を通じ、経済協力を推進する方針を確認。習氏にとっては今年初めての外国訪問で、国交樹立70年を迎えたミャンマーを重視する姿勢を打ち出した。


 ミャンマー国営メディアによると、習氏は一連の会談で「両国関係は新たな段階、新たな時代に入る」と強調。スー・チー氏は「国際情勢や世界経済で重要な役割を演じる偉大な隣国を持つことは誇り」と持ち上げ、「一帯一路」について「両国民の利益になる」と支持を表明した。
 中国国家主席のミャンマー訪問は19年ぶり。習氏の訪問に合わせ、両国は「中国・ミャンマー経済回廊」の建設に関する覚書やミャンマー西部チャウピューの港湾開発をめぐる協定など33文書を交わした。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011800433&;g=int
時事ドットコム 2020年01月18日18時21分

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18日、ネピドーで握手する中国の習近平国家主席(左)とミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問(AFP時事)