https://i.imgur.com/3i9ZSLk.jpg

北朝鮮の挑発に備えるためか

米空軍の放射能物質収集用特殊偵察機が韓半島上空を飛行

 米軍特殊部隊を支援する複数の輸送機や偵察機が相次いで韓半島上空を飛行し、また放射能物質を収集する特殊偵察機も東海上空で活動していたことが分かった。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が先日「衝撃的な実際行動」などと公言したため、米国が実際の対応に乗り出したとの見方が相次いでいる。

 航空機の移動を追跡するCivMilAirによると、米空軍輸送機C146A「ウルフハウンド」1機が20日、京畿道烏山の米空軍基地からモンゴル方面に向かったことが分かった。この輸送機は民間人を装った米軍の最精鋭特殊部隊の輸送に主に使用されてきた。これまでは中東やアフリカで特殊部隊を支援する活動を行ってきたため、韓国でその存在が確認されるのは異例だ。最大で27人の乗員あるいは2.7トンの貨物を輸送できる。米特殊部隊の隊員らがこの輸送機で韓半島にやって来て、任務を終えてモンゴル方面に移動したのかどうかは確認されていない。

 米軍の複数の偵察機が韓国上空を飛行していた事実も13日ぶりに捕捉された。民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、米空軍の戦略偵察機RC135W「リベット・ジョイント」がこの日、韓国の9.4キロ上空を飛行していた。

 前日には米海軍の電子偵察機EP3Eが韓国の7.62キロ上空を飛行した。EP3Eは信号情報の収集や偵察を行う航空機で、地上と空中の全ての信号を捕捉・分析し、ミサイル発射前後に放出される電子信号や核実験による電磁気放射線の信号なども捕捉できる。

 先日沖縄の嘉手納基地に配備された米空軍のWC135W「コンスタント・フェニックス」も東海上空を飛行していたことが分かった。WC135Wは放射能物質を収集する世界で唯一の特殊偵察機だ。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/22/2020012280019.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/01/22 10:20