邢海明・駐韓中国大使が1日、武漢肺炎感染拡大の影響で韓国国内で「中国人の入国禁止」を求める声が高まっていることについて「中国との旅行や貿易の制限に反対している世界保健機関(WHO)の規定に沿う決定を下すよう期待する」と語った。中国人の入国禁止に事実上反対の考えを示した形だ。

 邢大使は今月1日、メディアとのインタビューで「中国は国際社会と透明な形で情報を共有している」とした上で上記のように述べた。韓国政府は2日「中国湖北省を最近14日以内に訪問、あるいは滞在したことのある全ての外国人の入国を全面的に禁止する」と発表するのに先立ち、これを阻止するため事前に圧力を加えたものとみられる。

 米国が中国人の入国を禁止したことについて邢大使は「中国政府は国際社会と必要なときに関連するデ タを共有し、WHOもこれを高く評価しているが、米国は逆に正反対の方向に向かって行き過ぎた行動を取った」と批判した。邢大使はさらに「別の意図があると疑わざるを得ない」「中国はこれを受け入れられないし、反対する」とも話した。

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キム・アジン記者2020/02/03 09:20