クルーズ船に乗っていた香港の男性が新型コロナウイルスに感染していた問題で、船の乗客らにウイルスの検査を行ったところ、複数の人から新型コロナウイルスの陽性反応があったことがJNNの取材で分かりました。

 横浜港の大黒ふ頭沖に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」には、乗客・乗員あわせておよそ3700人が乗っていて、3日夜から数十人の検疫官らが乗船し、乗客らの健康状態を確認しています。

 厚労省は、香港で下りた後、感染が確認された男性と濃厚接触した人など133人の検体を採取しましたが、関係者への取材で、複数の人から、新型コロナウイルスの陽性反応があったことが分かりました。検査する検体の数は、さらに増える可能性があります。

 「大変やホンマに。情報がなかなかない、中には」(乗客)
 「下りたいよ」(乗客)

 また、感染が確認された男性は先月20日に横浜から船に乗り込み、25日に香港で船を下りていましたが、その前の22日に船は鹿児島に寄港し、男性がバスで鹿児島県内を観光していたことも新たに分かりました。

 厚労省は、男性と濃厚接触した人がいないか調べることにしています。

最終更新:2/5(水) 7:50
TBS系(JNN)
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