(台北中央社)新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、台湾で対中政策を担当する大陸委員会は5日午後、中国全土への渡航警戒レベルを4段階で最も高い「渡航中止勧告」に引き上げた。これまでは湖北省のみを渡航中止勧告の対象としていた。香港、マカオはレベル3に引き上げ、不要不急の渡航は控えるよう求めている。

中央感染症指揮センターでの記者会見で発表した。

大陸委は渡航中止を勧告すると同時に、中国に居住または一時滞在している人に対しては、現地の状況や中国当局の感染防止策をこまめに把握し、早めにリスク管理をするよう呼び掛けている。

(陳偉テイ/編集:名切千絵)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202002050008.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/02/05 18:16

https://i.imgur.com/3yJKhM8.jpg
中国各地の新型肺炎の感染状況を示す地図。赤ければ赤いほど感染者が多い