2020.02.07|午後0:11

●日本・タイ・香港など8カ国対象
●中国内の死亡者630人超え

中国内の新型コロナウィルス感染症(武漢肺炎)による死亡者と確診者がそれぞれ、630人、3万1000人を超えた。4800人余りが依然として重篤状態で、今後も死亡者が続出するだろうと予想されている。

中国国家衛生健康委員会は7日0時現在、全国31つの省・市・自治区で6日の1日間で武漢肺炎確診者は3143人、死亡者は73人それぞれ増加したと明らかにした。累積確診者は3万1161人、死亡者は636人に達した。また、中国内の全体確診者のうち、4821人が重篤なものと把握された。

今週末に春節連休を終えた帰京客が大挙移動することになり、武漢肺炎拡散への懸念はさらに高まる見通しだ。中国の習近平国家主席は、武漢肺炎の対応レベルを最高水準に引き上げ、今回の事態を「人民戦争」に準ずる事案だと強調した。

一方、英国政府は韓国から来た帰国者に症状が現れた場合、自主申告及び14日間、自家隔離を勧告した。武漢肺炎事態が始まって以降、韓国を危険地域に分類した国は英国が初めてで、議論が予想される。


7日BBCによると、英国保健省は6日、ホームページを通じて武漢肺炎の発病地である中国の他にも、韓国、日本、マレーシア、シンガポール、タイ、香港、マカオ、台湾など、8つの国と地域から入国した旅行客に咳や発熱、呼吸困難などの疑いの症状が現れた場合、国民保健サービス(NHS)に直ちに申告することを勧めた。

これらの地域から入国後、14日以内に症状が現れた場合、自ら届け出て、2週間は家などで外部との接触を避けるという強力勧告だ。

保健当局は、「これらの国は危険地域からの航空旅行客が多い地域であり、実際に感染者が発生した地域」とし、「リストは引き続き更新される可能性がある」と述べた。ただ、英国政府は当該国に対する旅行自制勧告まで出さなかった。

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