【マニラ時事】フィリピンのパネロ大統領報道官は11日、「訪問米軍に関する地位協定」を破棄したと発表した。ドゥテルテ大統領の指示による措置で、ロクシン外相も、在フィリピン米大使館に通知を送ったと明かした。両国関係に加え、南シナ海への中国進出をめぐる問題などに影響を及ぼす可能性がある。

 ドゥテルテ大統領は先月23日、自身に近いデラロサ上院議員がアメリカに入国拒否されたことを受け、破棄を警告。1カ月の猶予を与えるとしていたが、待たずに踏み切った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021100430&;g=int
時事ドットコム 2020年02月11日15時25分