【ソウル聯合ニュース】韓国疾病管理本部傘下の国立保健研究院は17日、新型コロナウイルスによる肺炎の治療薬とワクチンの開発などを緊急の研究課題に選定したと発表した。

新型コロナウイルス感染者の血液を確保するとともに治療薬の開発に必要な抗体候補物質を探し、ワクチン開発のために感染者を対象とした免疫学的な特性や評価技術などを研究するとの内容だ。 

 具体的な研究課題は▼感染者の血液を利用した治療用抗体候補物質の調査▼国内の新型コロナウイルス感染者を対象とした免疫学的な特性の研究▼ウイルス免疫抗原の確保およびワクチン効能評価のための技術開発▼血液内の抗体検出用抗原・抗血清の生産および評価――の4課題。

 研究費は合計4億5700万ウォン(約4200万円)だ。

 研究院は研究の過程で確保した血液などを国内の学界や企業などと共有し、治療薬やワクチンの開発に使えるよう支援する計画だ。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20200217001900882?section=society-culture/index
聯合ニュース 2020.02.17 15:06

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国立保健研究院は新型コロナウイルスによる肺炎の治療薬とワクチンの開発を緊急の研究課題に選定した(イラスト)