◇客室乗務員15人がチーム単位で勤務…大量接触の懸念も


大韓航空は感染した乗務員と同じ便に乗った乗務員に14日間の自宅隔離する措置を取った。
だがこうした措置にも仁川発の大韓航空便の運航への影響は避けられない見通しだ。

大韓航空をはじめとする大手航空会社の場合、客室乗務員は15人ほどの単位のチームで動く。
チームは路線と状況により入れ替えが繰り返される。乗務員の感染はややもすると大型悪材料にも作用しかねないと懸念する理由だ。

感染経路などにより大量接触者も出かねない。場合によっては国際線長距離路線を中心に運航する大韓航空の運航中断要請や
韓国発の乗客入国禁止に広がる可能性もある。


◇大韓航空、オペレーションセンター閉鎖…「疾病管理本部で感染経路調査中」


これに伴い、大韓航空はこの日午後、消毒のため仁川国際空港オペレーションセンターを閉鎖した。
閉鎖期間は25日午後5時から今後公示がある時までだ。オペレーションセンターは仁川国際空港近くの別の建物にある。

大韓航空はオペレーションセンター運営が再開されるまで客室乗務員に第2旅客ターミナルのブリーフィングルームでショーアップ
(飛行準備に向け指定場所に出勤すること)することにし、飛行前の合同ブリーフィングは航空機内で実施することにした。

大韓航空はまた、感染病拡散防止のため疾病管理本部と協力体制を構築する一方、
▽機内消毒実施▽疑い乗務員に対する自宅隔離措置の先制的実施▽主要事業所にサーモカメラ設置などの措置を進める。

大韓航空関係者は「乗務員の足取りと感染経路などに対しては現在疾病管理本部で調査しており、調査が終われそれに相応する措置をする。
疾病管理本部とチャンネルを構築して協議を継続している」と説明した。
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