【ソウル聯合ニュース】

日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動「三・一運動」から101年を迎えた1日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は政府主催の記念式典の演説で、「日本は常に最も近い隣国だ」としながら「過去を直視してこそ傷を克服することができ、未来へと進むことができる」と強調した。

文大統領は初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を暗殺した独立運動家、安重根(アン・ジュングン)を取り上げ、「安重根義士は日本の侵略行為に武力で立ち向かったが、日本に対する敵対を目指したのではなく、共に東洋の平和を実現することが本意であることをしっかり明かした」として、「三・一独立運動の精神も同じ」と述べた。

また、「過去を忘れることはないが、われわれは過去に留まることもない」とし、「日本もまた、そのような姿勢を見せてくれることを願う」と呼びかけた。

その上で、「歴史をかがみとして互いに手をつなぐことが東アジアの平和と繁栄への道だ」と強調。「共に危機を克服し、未来志向の協力関係に向けて共に努力していきたい」と促した。


2020.03.01 10:40
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