(カン・ギョンファ)外相が、新型コロナウイルスの感染拡大により、各国で韓国人の入国が制限されていることについて、「この状況が過ぎ去って、相手国の制限措置が解けることを期待している」と述べたと伝えた。

記事によると、康外相は同日、多くの韓国人が軍施設やホテルなどに隔離されているベトナムで対応に当たる「政府迅速対応チーム」を激励するため、仁川国際空港を訪れた。その際、記者団に「国内の状況が沈静化し、さまざまな制限・禁止措置が解かれることを期待する」と述べたという。

同日午前9時現在、96の国と地域で韓国人の入国を制限しているといい、康外相は4日に開かれた国会の外交統一委員会の全体会議で、「多くの国の外相と電話で話したが、『自国の防疫システムが不十分なために入国を制限したもので、韓国との友好の問題とは関係がない。1日も早く状況が沈静化して制限措置が解かれることを願っている』というのが一様の立場だ」と述べていたという。

康外相の発言に、韓国のネットユーザーからは批判が殺到。「沈静化すれば措置が解かれるのは当然だ。外相でない私でも言えること」「これが外相の職にある人の発言か?」「外交部(外務省)としてできることは何もないってこと?」「難しい状況の中で解決策を探すのが外相の仕事なのに」「外相ならば、外相らしく行動し、発言してほしい」「派遣された対応チームに同行して、隔離状況を把握し、対策を練るべき」などと、康外相の具体的な対応を求める声が上がっている。


また

「職場が休業になったので海外に行こうとしたけれど、入れる国がない」

「旅行計画を立てたい。いつごろ入国制限は解かれる?」

などと、早期の入国制限解除を望む切実なコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6760582