青瓦台(韓国大統領府)の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長は6日、マスク不足について
「きれいな環境で仕事している人や健康な人は、マスク使用を控えてもらわないといけない」と発言した。

韓国政府は、今回の事態が起きた当初、感染防止のため必ずマスクを着用せよと勧めていて、
マスクが足りなくなると大統領まで乗り出してマスク供給を約束したことがある。

しかしマスクがきちんと供給されないことから、マスクの再利用を勧め、さらに今度は選別利用へと意見を変えたのだ。

金室長は6日、キム・オジュンのラジオ番組に出演して「マスクは医療陣のように汚染の可能性が高い環境にいる方や、
感染したかもしれない呼吸器疾患者、基礎疾患がある老弱者などが主にお使いになるべき」と主張した。

金室長のこうした発言は、これまでマスク使用を勧めてきた韓国政府の立場および韓国国民の認識に反する。

この発言に対し批判が起こると、青瓦台の中心的関係者は「全ての国民にマスクを週2枚ずつ供給するということで、
(マスクが)不足しているという現実を考慮して出てきたもの」だとして、「青瓦台も、密閉された場所でやる会議でなければ
(防疫用)マスクは着けず、コットンマスクを使う計画」と語った。
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