【ソウル=岡部雄二郎】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10日、金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長が9日に砲兵部隊の火力攻撃訓練を再び指導したと報じた。韓国軍が9日朝に北朝鮮東部・宣徳ソンドク付近で探知した飛翔体発射に立ち会ったとみられる。

 訓練では、「超大型ロケット砲」が使われた可能性が高い。日米韓が事実上の短距離弾道ミサイルとみている新兵器だ。

 北朝鮮は2日にも火力攻撃訓練を行い、正恩氏が立ち会っている。相次ぐ飛翔体発射の背景には、非核化協議が停滞する中で米韓を揺さぶるほか、新型コロナウイルスを巡って動揺が広がる国内を引き締める狙いがありそうだ。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20200310-OYT1T50141/
讀賣新聞 2020/03/10 06:57