|ソウル歴史編纂院、ソウル歴史講座・9巻発行

(写真)
http://res.heraldm.com/content/image/2020/03/11/20200311000036_0.jpg
▲ ソウル歴史講座・第9巻『植民都市京城、差別から破壊まで(ソウル市提供)
_______________________________________________________

ソウル駅社編纂院(院長=イ・サンベ)は11日、ソウル歴史講座の第9巻である『殖民都市京城(キョンソン)、差別から破壊まで』を発行したと明らかにした。

今回のソウル歴史講座・9巻は、ソウルの空間破壊から京城に住む朝鮮人たちの精神的被害など、計14の様々なテーマで、日帝強占期を研究する各分野別トップの専門家が執筆した。

韓日関係が悪化して安倍晋三首相の妄言が繰り返される度、我々は日本を叱咤して反日運動を展開しながらも、実際に彼らが我々にどのような過ちを犯したのか、知らないことが多い。

この本は反日感情で日本に関連する不買運動をしながらも、実際に彼らがソウルで強行した過ちを具体的に知らないソウル市民のため、特別に企画・製作された。

日帝は朝鮮時代、ソウルの象徴である宮闕(宮殿)の破壊から強行した。景福宮(キョンボクグン)を破壊し、その前に朝鮮総督府と博物館を設置して、昌徳宮(チャンドクグン)を昌慶宮(チャンギョングン)にしてしまった。

朝鮮時代、漢陽(はにゃん)都城の南側を守る象徴的役割をする南山(ナムサン)は、日帝が神宮にしてしまい、一般軍人と明成皇后(閔妃)に対する記憶を振り返るための奨忠壇(チャンチュンダン)は、安重根(アン・ジュングン)義士に射殺された伊藤博文の追悼空間になってしまった。

日帝強占期にソウルに住む朝鮮人も差別と抑圧を受けたり、日帝が起こした貪欲的な戦争に連行された。ソウルの中・高等学校の朝鮮人の生徒は日本人に比べて差別的な教育を受けて、ソウルの女性も慰安婦として連行され、日本人の警察はソウルの人々を弾圧した。

一部の日本の右翼は、日帝のソウル支配がソウルとソウル市民を助けたという。しかし鉄道の敷設と銀行の設置は、日帝の帝国主義的な侵奪の野望を実現するための手段に過ぎなかった。彼らが敷設した鉄道と銀行の設置は、表向きはソウルを発展させたように見えるが、鉄道をの敷設は中国との戦争を遂行するための手段であり、金融も日帝が強制掌握して戦時公債をソウル市民に強制的に賦課した。

このように日帝強占期にソウルとソウルの人は、日帝によって徹底的に踏みにじられたにもかかわらず、これまで日本政府はこれに関連する公式的な謝罪をしていない。

ソウル歴史編纂院のイ・サンベ院長は、「この本の出版をきっかけに、市民に日帝がソウルでどのような蛮行を犯したのか知って欲しい」とし、「この本を見たソウル市民は、日本が強行した過ちが何かを知って、彼らに謝罪をするよう要求することができるだろう」と述べた。

(略)

ソース:ヘラルド経済(韓国語)
http://news.heraldcorp.com/view.php?ud=20200311000045