韓国政府は、新型コロナウイルスの感染者数が中国に次いで世界で2番目に多いイタリアと3番目に多いイランを11日午前0時から、
「検疫管理地域」に指定し、これらの国からの入国者に対して特別入国手続きを実施することになりました。

韓国政府はこれまで中国、香港、マカオを「検疫管理地域」に指定し、入国者の検疫を強化してきましたが、
11日午前0時からはイタリアとイランを「検疫管理地域」に追加したということです。

イタリアの感染者数は現地時間の10日午後6時の時点で1万149人、死者は631人で、いずれも中国に次いで世界2番目です。
またイランの感染者数は現地時間の10日、8042人、死者は291人で、感染者数が韓国を抜いて世界3番目となっています。

一方、イタリアから4日に帰国した、釜山に住む20代の韓国人男性が11日、新型コロナウイルスに感染していることがわかり、
イタリアからの感染の流入も懸念されています。

中央防疫対策本部が9日、出入国者数の統計にもとづいてまとめたところによりますと、イタリアやイランからの入国者数は
新型コロナウイルス感染症が発生する前に比べておよそ80%減少したということです。
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&;Seq_Code=75152