韓国株価の底値1850−1900予想…専門家6人に2人「予測の意味ない」
? 中央日報/中央日報日本語版2020.03.11 09:38
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恐怖と不安が韓国株式市場を占領した。各種対外不安要因で基礎体力が弱まっているため小さな衝撃を受けても崩れる雰囲気だ。10日のKOSPI(韓国総合株価指数)は前日比0.42%上昇した1962.93と3日ぶりに反騰したが、安心するのはまだ早い。急落した株価が回復に向かうように見えても、対外悪材料でまた暴落するという動きが繰り返されているからだ。そのたびに底点は低くなる。この日のKOSPIは3日前に比べて120ポイント以上も低い。株価はどこまで落ちるのだろうか。国内証券会社6社のリサーチセンター長に尋ねた。

◆「1850まで下落も」

質問に答えた6人のうち3人は「KOSPIが1900付近まで下落する」、1人は「1850まで落ちる」と予想した。残りの2人(信栄・ユアンタ証券)は「分からない」「株価予測に意味がない」として予測値を出さなかった。その一方で「KOSPIがさらに下落する可能性ある」という意見ではほぼ一致した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界景気に影響が出ている状況で、原油価格の急落まで重なったのが、株式市場に悪影響を与えるという判断だ。原油価格の急落は実物経済に衝撃を与えるうえ、世界エネルギー企業の業績悪化につながるため、金融市場の不安要因となる。

シン・ドンジュンKB証券リサーチセンター長は「KOSPIの調整幅が高値比で10%を超え、新型コロナによる調整は相当部分が反映されたと考える」としながらも「原油価格の下落がリセッション(景気沈滞)につながる可能性があり、KOSPIの下端を1850と予想した」と述べた。パク・ギヒョン・ユアンタ証券センター長は「新型コロナと原油価格急落でデフレ、米エネルギー企業に対する信用リスクの懸念が強まっている」とし「KOSPIの下落幅が一時的にさらに拡大する可能性がある」と予想した。

https://japanese.joins.com/JArticle/263521