トランプ米大統領は12日夜(日本時間13日朝)の日米首脳電話協議の後、東京オリンピック・パラリンピックに関連して「選択肢はたくさんある!」とツイッターで発信した。菅義偉官房長官は13日午後の記者会見で「電話協議で何らかの選択肢を協議したということか」と問われ、「そこまでは分かりません。トランプさんに聞いてほしいと思います」と苦笑交じりに答える一幕があった。予定通りの五輪開催を目指している日本政府はトランプ氏の唐突な「1年延期」提案に振り回されている。トランプ氏の本音を測りかねている現状を表した格好だ。

 トランプ氏は電話協議後にツイッターで「安倍(晋三)首相に完成したばかりの五輪会場は素晴らしいと伝えた。首相はいい仕事をして、とても誇らしいだろう。日本と偉大な首相に良いことが起きるだろう」と発信し、末尾に「多くの選択肢(Lots of options)!」と記した。協議前には「1年延期の方が無観客開催よりも好ましい」などと言及していただけに、日本国内でもトランプ氏の意図について臆測が飛び交っている。【秋山信一】

毎日新聞
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3/13(金) 19:58配信