音楽は防弾少年団が1位、映画は『パラサイト』が1位…日本のサブカルチャー界 「ショック」


■非常事態に陥った日本のサブカルチャー界


日本で防弾少年団と『パラサイト』の人気は独歩的だ。オリコン・ランキング1位になった防弾少年団のアルバム売上枚数は22万7204枚で、
2位の日本の4人組バンド「King Gnu」(キングヌー)の売上枚数2070枚とは「けた」からして比較にならない。

映画『パラサイト』も日本の映画興行ランキングで2週連続1位を記録、現時点で興行収入は33億円に達している。
これは、日本で2005年に公開された『私の頭の中の消しゴム』(興行収入30億円)を抜き、15年ぶりに韓国映画の歴代興行収入記録を更新した。

『パラサイト』人気で、女優パク・ソダムが歌った『ジェシカ・ソング』の原曲『独島は我が領土』も話題だ。
パク・ソダムは日本のハイティーン・スター剛力彩芽に似ているということでも話題になっている。

日本の音楽界と映画界が同時に韓国文化に占領されるや、日本のマスコミは次々と分析記事を出している。

まず、毎日新聞は「マダン文化」にその答えを見いだした。毎日新聞は「韓国語でマダンは広場、ノリは遊び。その昔、青空の下のマダンで繰り広げられた放浪芸」と説明した上で、
「見ていると、通訳なしでも流れはつかめるから笑える。(これは言語の壁を越えた映画)『パラサイト』と似ているではないか」と分析した。

K-POPについては「(毎週日曜の昼に放送されるKBSの)『全国のど自慢』人気」を挙げて分析した。
同紙は「日本の『のど自慢』との違いは会場の盛り上がり、熱さ。みんな椅子から立ち、歌い、踊る」と分析した。

韓国のダイナミックな政治状況もサブカルチャー(大衆文化)の源泉だと解釈している。

同紙は「(韓国政治に対する)ハングリーでへこたれない楽天的な精神も韓国エンタメのエネルギー源かもしれない」
「選挙となれば、各陣営でヒット曲の替え歌がつくられ、それを支持者が歌い、踊る。カオスの都市がクリエーターに刺激を与えている気がする」と書いた。

朝日新聞電子版は「ビビンバ文化」に言及した。

「映画『パラサイト』とグループ防弾少年団によって韓国の大衆文化は日本やアジアを越え、世界のショービジネスを席巻しようとしている」とし
「さまざまな要素をあれこれ加えながら、最後はコチュジャン(唐辛子味噌)を入れて、かきまぜて一つの料理にしてしまう。

そのような要素が韓国の大衆文化にもあるような気がする」「歌もいろいろな要素が絡み合い、そこに韓国独特の『恨(ハン)』という(中略)
感情が加わって、爆発力を持っている」と分析した。また、「K-POPの歌詞は、映画やドラマのように叙情がハッキリしている」

「2003年のドラマ『冬のソナタ』の韓流は『サブカルチャー』だったが、今の韓流は『メインカルチャー』」とも書いた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/15/2020031580045.html