【ソウル聯合ニュース】韓国政府は18日に臨時閣議を開き、新型コロナウイルスに対応するための補正予算の配分計画案などを決定した。予算の迅速な執行に努める。

国会は前日、本会議で11兆7000億ウォン(約1兆円)規模の補正予算を可決した。

 国会は政府原案の総額を維持したまま、歳入の補正額を減らして歳出の補正額を増やすことで財政出動を強化。これにより、感染者が集中している南東部の大邱・慶尚北道への支援予算が1兆394億ウォン増額された。

 政府は臨時閣議で、国会での増額などに同意し、配分計画案を決定した。

 あわせて、新型コロナウイルスの感染拡大が国民生活と経済に及ぼす悪影響を最小限に抑えるための税制支援を盛り込んだ租税特例制限法改正法の公布案も決めた。

 閣議を主宰した丁世均(チョン・セギュン)首相は「経済が非常事態で、消費心理と経済活動が委縮し、自営業者の売り上げが急落した」として、「適時に執行し、効果を極大化しなければならない」と強調。補正予算の迅速な執行を指示した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20200318003700882?section=politics/index
聯合ニュース 2020.03.18 16:57

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臨時閣議で発言する丁氏=18日、ソウル