https://i.imgur.com/yc8E0hD.jpg

2020年3月23日、韓国・YTNは「新型コロナウイルスの感染拡大を受けて生活必需品の買い占めが世界各国で続出している中、韓国ではそうした現象が見られず、海外メディアから高い評価を受けている」と報じた。記事はその理由について「韓国は過去にMERS(中東呼吸器症候群)など似たような経験をしていることに加え、オンライン配送が発達しており、流通に対する消費者の信頼度が高いためだ」と分析している。

記事によると、ある流通業界の関係者は「ラーメンやミネラルウォーター、レトルトご飯を中心に売り上げが増加したのは事実だが、買い占めと呼ぶほどの事態にはなっていない」と話しているという。

コンビニエンスストアも似たような状況で、一部の製品が需要の急増で発注が制限されたことを除けば供給はスムーズ。あるコンビニ店主も「生活必需品が大量に買い占められたり、不足したりしているとは感じていない」と話しているという。

新型コロナウイルスの感染が韓国に広がった先月末にはオンラインショッピングの注文が一時大幅に増えたものの、在庫が底をつくような生活必需品の買い占めはなかったという。

ある流通業界の関係者は「過去にさまざまな事態を経験し、このような事態が発生した時にはこの程度の需要が生じるというのが資料化されており、それに合わせて物量を確保しておいた」と話しているという。

これに韓国のネットユーザーからは「韓国は北朝鮮と常に緊張状態にあるので、この程度で買い占めはしない」「政府を信じれば不安感が和らぎ、買い占めの必要もなくなる」「韓国は家ごとに米とキムチを置いておき、いつも長期戦に備えている。家のトイレはウォシュレット機能が付いていることが多く、トイレットペーパーを買い占めなくてもいい」「インターネットショッピングのおかげだ」などと、韓国内で買い占めが起こりにくい理由を分析したさまざまなコメントが寄せられている。

また、「封鎖された国とは違って韓国は移動の自由がある。だから必要な時に買えばいい」「街が封鎖されるようなことになれば買い占めをしなければならない」「韓国はいろいろな面で生活しやすい国だ」などといった声も上がっている。(翻訳・編集/関)

https://www.recordchina.co.jp/b627920-s0-c30-d0149.html
Record China 2020年3月25日 21:40