韓国中央防疫対策本部は7日、新型コロナウイルス感染症の国内感染者が1万331人で、前日より47人増えたと明らかにした。6日の新規感染者も47人だった。これで、新規感染者は二日連続で50人未満となった。

 海外から来た感染者は前日比33人増の802人で、800人を上回った。今月1日より海外からの入国者全員に対して2週間の自己隔離が義務付けられていることから、前日の自己隔離者は4万6566人に増えた。自己隔離違反事例が続出しているため、警察は同日、自己隔離違反者75人のうち6人について起訴意見付きで検察に送致した。

 新型コロナウイルス感染症が全世界に広がって航空機による移動が減っているため、仁川国際空港の6日の利用者数は4581人となり、5000人を切った。これは、2001年に仁川国際空港が開港して以降で最も少ない利用者数だ。

 二日連続で新規感染者が50人を切ったものの、首都圏や若年層を中心に感染拡大の懸念があることに変わりはない。丁世均(チョン・セギュン)首相は同日の中央災難(災害)安全対策本部会議で、「ソーシャル・ディスタンス」(社会的距離・感染防止のため人と人の間に距離を取ること)を強く推し進めているのにもかかわらず、店を開けている一部のナイトクラブなど歓楽街には人が集まっている。若者たちが『静かに感染を広げる者』になっている状況が懸念される」と述べた。

チョン・ソクウ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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2020/04/08 07:10