立憲民主党の枝野幸男代表が、自身のツイッターに新型コロナウイルス対策などに関する同党の政策を説明する動画を連日投稿している。新型コロナの感染拡大を受けて街頭演説などを控えており、発信力の低下を抑えたい考えだ。

 枝野氏は、政府が緊急事態宣言を発令する意向を表明した6日、ツイッターで「感染拡大防止の観点から、さまざまな政治活動を自粛している。かわりに、ツイッター動画での発信を始めた。できるだけ毎日発信したい」と表明し、動画投稿を始めた。

 その日の動画では「全然使えない対応策を政府に作らせてしまい、野党は何をやっているのか」というインターネット上の批判を紹介し、「自粛で事業が成り立たない皆さんへの損失補償、定額を生活が困窮している人に配るなどさまざまな具体的提案をしている」と説明した。8日の動画では政府の緊急経済対策を批判し、「(全国民への)一律の給付、事業継続のためのまとまったお金の二つの柱で進めないといけない」と指摘した。

 枝野氏は3日の定例記者会見で、支持者から「代表の顔が見えない」との指摘が出ていることについて「感染拡大を防がなければならない状況で、政党のアピールより、政府に必要なことを実行させることを優先させた」と釈明。「(政府に)厳しく指摘することが責任という状況に変わりつつある」と発信強化への意欲をにじませていた。【宮原健太】

https://news.livedoor.com/article/detail/18091382/
https://mainichi.jp/articles/20200408/k00/00m/010/248000c
2020年4月8日 19時56分 記事元 毎日新聞