(台北中央社)動画配信サービス「ネットフリックス」(Netflix)で配信中の韓国ドラマ「梨泰院クラス」に登場する企業ロゴが、台湾のグラフィックデザイナー、ト閔翔さんの会社が制作した作品と酷似していることが分かった。トさんが7日、自身のフェイスブックで指摘した。トさんは8日、取材に対し、「クリエーターとして遺憾」だと述べた。(ト=さんずいに余)

トさんはフェイスブックで、同ドラマに登場したロゴと自社が2017年に手掛けた台湾の飲食店のブランドロゴの画像を並べて紹介。「見間違いかな。人気の韓国ドラマ『梨泰院クラス』の映像に私の会社が設計したものに似たロゴ作品が登場している」と疑問を呈した。

トさんは、自社が台湾の飲食店の依頼で制作した当該ロゴの著作権をどこが保有しているのかは不明で、飲食店はすでに廃業していると説明。そのため、現時点では次の一手については計画していないと明かした。

同ドラマは韓国の制作会社が手掛けた。Netflixは、同ドラマの制作に関する責任は負っていないとコメントした。

(王心、/編集:名切千絵)

http://japan.cna.com.tw/news/aart/202004090009.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/04/09 18:06

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韓国ドラマ「梨泰院クラス」の映像(左)とト閔翔さんの会社がデザインした企業ロゴ=トさんのフェイスブックから