(台北中央社)新型コロナウイルスの感染拡大で、台湾で導入されているマスクの実名制購入が進化している。台北市では自動販売機が3台設置され、12日、稼働が始まった。また、すでに実施されているインターネット予約に加え、22日からはコンビニでも予約が可能になる見通しだ。

販売機は信義区の健康サービスセンター内に設置されている。1日当たり、大人用900人分、子供用20人分を販売。購入にはこれまでの方法同様、国民健康保険証が必要で、保険証を差し込むことで購入でき、支払いは電子マネーに対応している。

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は、販売機のようにテクノロジーを活用した設備がさらに増え、人々にとってより便利になればと期待を寄せた。

マスクの実名制購入では当初、薬局などに販売窓口が限定されていたが、一部の薬局では人手不足が問題となっていた。先月、ネットで予約し、コンビニで受け取れるシステムの導入が開始。22日からはコンビニでの受け取り時に次回分の予約ができるようになる見通しで、政府関係者は薬局の負担軽減と同時に、ネットに不慣れな人々もより手軽にマスクが買えるようになるとの見方を示している。

(黄麗芸、陳怡セン、顧セン/編集:楊千慧)

http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202004120002.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/04/12 14:59

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台北市内に登場するマスクの自動販売機