【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は15日、ポンペオ国務長官と中国外交担当トップの楊潔●(よう・けつち)共産党政治局員が同日に電話会談し、新型コロナウイルスに関し意見を交わしたと発表した。

 ポンペオ氏は、新型コロナへの取り組みと将来の疫病発生の予防には、中国政府が「完全な透明性(の確保)と情報共有」を行う必要があると訴えた。

 米国の人々が1月、中国に支援を提供したことに言及し、今後も対中支援を続けていくとした上で、米国内で供給が逼迫(ひっぱく)している医療物資に関し、中国が輸出を促進することが重要だと強調した。

 両者はまた、感染拡大の阻止や世界の健康と繁栄の回復に向けて取り組んでいくことを確認した。

 ポンペオ氏は3月16日の楊氏との電話会談では、中国による「ウイルスは米軍が中国に持ち込んだ」などとするディスインフォメーション(偽情報)工作を強く批判していた。

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4/16(木) 9:00配信 記事元 時事通信