【台北時事】中国本土で「禁書」とされる書籍を扱い、2015年に中国当局に拘束された香港の銅鑼湾書店元店長の林栄基氏が21日、滞在先の台北で、何者かによってペンキをかけられる被害を受けた。林氏は25日に、台北市内で同名の書店を開業する計画。事件はこれを妨害する目的で起こされたとみて、警察は現場から逃走した男2人の行方を追っている。
 林氏によると、21日午前9時(日本時間同10時)ごろ、一人で書店近くのコーヒーショップにいたところ、見知らぬ男に赤いペンキを突然、全身にかけられた。林氏にけがはなく、取材に対し「中国共産党による嫌がらせだろう」との見方を示した。書店は計画通り25日に開業するという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042101029&;g=int
時事ドットコム 2020年04月21日18時54分