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日本と北朝鮮の政府関係者が直接対話する数少ない機会として、毎年開かれてきた国際会議「ウランバートル対話」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことしは延期となったことが政府関係者への取材でわかりました。

北東アジア地域の安全保障問題を話し合う「ウランバートル対話」は、2014年から毎年6月にモンゴルの首都ウランバートルで開催されています。

会議には2014年から2018年までの5年間、北朝鮮の政府機関の関係者が出席し、このうち2017年と2018年には、日本の外務省幹部が短時間、意見を交わし、北朝鮮による拉致問題や核・ミサイル開発の放棄、それに国連安全保障理事会の決議の履行を求めるなど、日本の立場を直接伝える数少ない機会となってきました。

会議は、ことしも開催される予定でしたが、日本とモンゴルの政府関係者によりますと、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて延期が決まったということです。

「ウランバートル対話」の延期は、これが初めてで、新たな開催時期などは決まっていないということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20200427/k10012407781000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001
NHKニュース 2020年4月27日 19時00分