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▲横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号で日本保健当局関係者が防疫している。/共同聯合ニュース

新型コロナウイルス感染症(コロナ19)が船内で手のほどこしようもなく広がり「漂うコロナ ウイルス培養皿」という汚名を着たクルーズ遊覧船「ダイヤモンド・プリンセス」が16日、停泊地だった日本横浜港を離れてマレーシアに向かった。

朝日新聞は17日、日本海上保安庁関係者を引用してダイヤモンド・プリンセス号が16日午後、停泊中だった横浜港を出港したと伝えた。2月3日、横浜港に入港して以来約3カ月半月ぶりだ。

ダイヤモンド・プリンセスは日本法人「カーニバル ジャパン」が運営する英国船籍の11万5875トン級巨大遊覧船だ。去る1月20日、横浜港を出発して鹿児島・香港・ベトナムに寄港し、沖縄を経て2月3日、横浜港に戻った。この過程で1月25日、香港で降りた80才の中国乗客がコロナ19感染者であることが明らかになり、今まで横浜港に停泊したまま隔離された。

特に隔離途中、基本的な防疫原則さえ守らず、船内で感染者があふれるとすぐに「恐怖の船上監獄」と呼ばれた。日本人1281人を含む、56カ国の乗客2666人と乗務員1045人など合計3711人の乗船者中、約20%である712人が感染し、このうち13人が死亡した。

共同通信によればダイヤモンド・プリンセス号は去る3月、検疫と消毒手続き終了後、停泊していた横浜港大黒埠頭から5キロほど離れた三菱重工業横浜製造所に移動して船内改善補修工事を受けた。ダイヤモンド・プリンセス号クルーズ商品は来る10月1日、日本出発まで全面取り消し状態だ。

日本法人カーニバル ジャパンの親会社に該当するプリンセス クルーズ米国本社は2700人余りに達する本社職員の半分を解雇し、強力な構造調整に入った。プリンセス クルーズはダイヤモンド・プリンセスの他にも米国サンフランシスコに停泊中だったグランド プリンセスでもコロナ19感染が起きて深刻な困難を経験している。

日本共同通信は専門家を引用して「10月以降ダイヤモンド・プリンセス号運航スケジュールはコロナ19収拾状況に合わせて検討されるものと見られる。運航再開までマレーシアに留まりながら乗務員の帰国と再雇用問題などの事案を検討する予定」と伝えた。

ユ・ジンウ記者

ソース:朝鮮ビズ(韓国語)確診さあ723人出てきた‘悪夢のクルーズ船’日離れてマレーシア行
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