2020/06/03 17:53

 【台北=杉山祐之】台湾の対中政策を所管する大陸委員会は3日、天安門事件31年を前に報道文を発表し、中国共産党政権に対して、「民主主義のプロセスに沿った政治改革」に早期に着手するよう呼びかけた。事件についても、再検証と謝罪を行うべきだとした。

 大陸委員会はまた、共産党には、民主主義や人権といった普遍的価値観にかなう政治理念が欠けているとし、党に異論を持つ者への弾圧や、香港への国家安全法制度導入を例に挙げた。その上で、人権向上と民主制度の保障が、中台関係の発展につながるとした。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20200603-OYT1T50194/