アメリカのトランプ大統領が、G7サミット=主要7か国首脳会議に韓国やロシアなど、複数の国を招待する意向を示したことに、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は歓迎の意を表明しましたが、G7加盟国からは、反対する声が相次いでいます。

ヨーロッパ連合は、韓国とともに「G7拡大」の参加要請を受けたロシアについて、「ロシアは、ウクライナから奪ってクリミア半島を併合したことで、当時のG8から排除された。2014年当時からその方針を変えていない」として、ロシアを拡大G7サミットのメンバーとして受け入れることに反対すると表明しました。

イギリスやカナダも、ロシアの参加を支持しない考えを示しています。

一方、ロシアは、トランプ大統領のG7拡大案について、正しい方向だと評価しながらも、中国が参加しなければ意味がないとして、慎重な立場をみせました。

これについて韓国外交部は3日、記者団に対し、「従来のG7加盟国による今後の議論を見守りながら、必要な協力を行っていく」と述べました。


2020-06-04 10:09:37
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&;Seq_Code=75959