北朝鮮が脱北者団体による体制批判ビラ散布を契機に、韓国との対決姿勢を強めている。

連日のように非難談話を発表し、首都平壌では大規模な抗議集会を開催。
韓国の文在寅政権に態度転換を迫るとともに、内部結束を図る狙いもありそうだ。

7日付の朝鮮労働党機関紙、労働新聞はビラ散布に報復を誓う党や政府機関幹部の立場表明を掲載した。

金明吉中央検察所長は「挑発者は無慈悲に処刑する」と脱北者に警告。
キム・イルチョル副首相兼国家計画委員長は韓国当局がビラ散布を黙認したと非難する一方、経済建設に取り組む決意を強調した。
https://www.daily.co.jp/society/world/2020/06/07/0013404956.shtml