【世宗聯合ニュース】世界銀行が、東アジア・大洋州地域に勤務する職員の診療が現地で難しい場合に緊急治療を任せる国として、新たに韓国を指定した。韓国の企画財政部が9日、伝えた。

 世界銀行は韓国の医療水準やアクセス、安全など社会インフラを総合的に踏まえて判断した。東アジア・大洋州地域に勤務する世界銀行の職員とその家族、出張者は、けがや急性疾患、重病など緊急治療が必要となる状況が発生すれば韓国で治療を受けられるようになる。搬送費や医療費、付添人の滞在費などは世界銀行の職員の保険から支払われる。

 企画財政部は、韓国の医療技術の高さが国際的に認められ、医療関連の輸出拡大にも寄与すると見込んだ。

 また、世界銀行は韓国に送った文書で「韓国政府と国民の新型コロナウイルスへの対応、措置に感銘を受けた。ほかの加盟国が韓国の経験から得た教訓は多い」と述べ、韓国の新型コロナウイルス対策について事例研究を進める考えを示した。

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