【ソウル聯合ニュース】

旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が運営するソウル市麻浦区の「平和のわが家」で暮らしていた被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんが11日、施設を出たことが分かった。正義連の関係者が明らかにした。

これで同施設で暮らす被害者は1人もいなくなった。


同施設の所長が6日に自宅で亡くなったことを受け、吉さんの養子が吉さんを引き取る意向を示していたという。

正義連のずさんな会計処理や施設の売買を巡る疑惑などを捜査している検察は先月21日、平和のわが家の家宅捜索を行った。

捜索を受けた後、所長は周囲に「つらい」と訴えていたとされる。
 
同施設は正義連が2012年に教会から無償貸与を受け、被害者の居住施設として運営してきた。

同所で暮らす被害者がいなくなったことで、正義連の関係者は「運営の見通しは不透明」と話している。


2020.06.11 21:33
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