┃軍艦島の歴史歪曲をした産業遺産情報センターは氷山の一角

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▲ 日本政府は端島(別名=軍艦島)などがユネスコ世界遺産に登録される際、徴用を始めとする歴史全般を理解できるようにする措置を約束したが、最近公開された産業遺産情報センターの展示物は、約束とは程遠いものだった。
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日帝強占期の徴用現場である端島(別名=軍艦島)など、ユネスコ世界文化遺産に登録された日本の産業施設を紹介する『産業遺産情報センター(以下、センター)』が公開された先週の日曜日、東京の韓国メディアの記者は慌ただしく動いた。

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▲ 産業遺産情報センターの入口の様子
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記者たちは制限された展示内容を最大限に把握するようと努めたが、センター側は記者に付きまといながら写真撮影を制止するなど、何かを隠蔽するような印象を漂わせた。

展示物は、「数多くの韓国人とその他の国民が本人の意思に反して動員され、苛酷な条件で強制的に労役した」という事実を隠蔽したり歪曲していた。

徴用を含む歴史全般を知らせると約束したのに裏切ったため、韓国政府は冨田浩司駐韓日本大使を呼んで強く抗議した。

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▲ 冨田浩司駐韓日本大使が15日午後、ソウル 鍾路区(チョンログ)の外交部庁舎に招致されて抗議を受けた後、外交部庁舎を出ている。
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問題は歴史歪曲という観点から見た場合、センターは『氷山の一角』に過ぎないという点である。

様々な歴史歪曲の内容が、インターネットを通じて拡散し続けている。

例えばYouTubeで日本語で『徴用工』と検索すると、「韓国人が語る徴用工の真実」というタイトルの動画がアクセス数85万以上で2位になっている。

自身を韓国人と紹介した映像の男性は、学者の研究結果や徴用被害者の証言からかけ離れた説明を日本語で並べている。

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▲ 朝鮮人徴用被害者の存在を記載していない軍艦島の案内パンフレット。
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彼は徴用被害者が「そもそも募集工(募集した工場労働者)だった」とし、「在日韓国・朝鮮人が頻繁に口にする、“強制連行によって無理やり日本に連れてこられた” という主張だが、これも従軍慰安婦(日本軍慰安婦)の嘘に並ぶ捏造だ」と主張している。

また、「当時の巡査が月給45円、そして徴用工・・・募集工は月給50円、ちなみに慰安婦は月給300円だった」とし、「かなり高収入の職業だったことがわかる」、「単なる募集工であり、むしろ当時の朝鮮人は不満を言えない素晴らしい待遇を受けていた」と語っている。

YouTubeで韓国語で『チンヨン(徴用)』と検索すれば、徴用被害者の証言などがアクセス数の上位にくるのとは対照的である。

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▲ 日帝強占期の朝鮮人の徴用現場である端島(別名=軍艦島)に残っている建物。

一般社団法人・産業遺産国民会議が運営する『軍艦島の真実』というサイトにも、徴用の苛酷な実態を隠蔽する資料が数多く掲示されている。

このサイトは、「軍艦島に対する誤解が書籍や新聞、テレビ、映画などのメディアを通じて世界に広がろうとしている」とし、軍艦島に住んでいた数多くの住民の証言をYouTubeと連携して掲載している。

ソース:聯合ニュース(韓国語)
https://www.yna.co.kr/view/AKR20200620038200073?input=1195m

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