>>479

バッタやイナゴの大発生はこれまでもアフリカ東部や中東の一部、南米北部で
起きてはいたが、昨年今年は更に大規模。アフリカから中東沿岸は近年
海水温度などが上がったせいで数も規模も小さかったサイクロンが大型で
内陸に上昇するようになり大雨が降った。それだけだと砂漠が潤って緑地が
増えるように思えるが、実際は砂漠地帯に片寄った洪水や池が出来たりして
その後にバッタなどの集団発生が起き、それが農作物などの多い肥沃な地帯に
移動するらしい。

南米北部でパラグアイウルグアイブラジルあたりでもバッタの大発生が起きている
中国ではラオス付近から雲南省にバッタ群が侵入し農作物に被害、吉林省や黒竜江省
でもバッタの大発生で畑が襲われ、食料供給に影響が出る見通しだと。
バッタによる農作物被害は、これをさらに加速させる懸念が大きい。国連の食糧農業機関(FAO)は、
このままでは地球の土地の約20%、世界人口の約10分の1がダメージを受けると警告している。

今年は武漢肺炎コビッド19による被害や規制による経済活動低下に加え、
世界全地域ではないものの、食料穀物供給地帯で蝗害が更に拡大すると
各国間で食料供給にも影響は出そうな状況がある