「水道水から出た虫が這い回っている。不安でミネラルウォーターで子供たちを洗っています」

昨年、赤い水道水事態が発生した仁川市西区一帯で、水道水から幼虫が相次いで発見され、住民たちが不安を感じている。

地域のマムカフェなどに幼虫の掲示物・動画・写真相次いで上がり

14日、仁川市西区地域のマムカフェなどには、蛇口に設置されたフィルターから幼虫が発見されたという掲示物と共に、動画や写真などが相次いで上がってきている。

西区馬田洞の住民だと明かしたある投稿主が前日夜遅くインターネットに上げた動画には、蛇口に設置したフィルターに幼虫が這う姿が映っていた。

西区黔岩洞の住民だと明らかにした別の投稿主が同じ時間帯に上げた動画にも、シャワーフィルターの中で幼虫が這う姿が確認された。

この他にも西区元堂洞、京西洞、黔丹洞の居住者などがフィルターで幼虫が見つかったことを証明する写真や動画などを相次いで掲示した。

西区地域のマムカフェ関係者は「11日から幼虫関連の記事が上がり始め、昨日(13日)から本格的に苦情が寄せられている」とし、「ほとんどが水タンクを経由せず、直接水道水が供給されるヴィラに居住する会員たちが記事を上げている」と述べた。

住民たち「水道水・浄水器使用中断…ミネラルで洗う」

住民たちは「不安で水道水の使用をやめ、ミネラルウォーターを使っている」とか「浄水器の使用も中断した」などの記事を上げて、不安を見せている様子だ。

西区黔岩洞のヴィラ居住者のチョン・ミソ氏(37、女性)は「幼虫が出るそうなのでフィルターを確認したら黄色い色の虫が生きて動いていた」とし、「とても驚いた。とりあえず急いでいたのでミネラルウォーターを買って子どもを洗った」と訴えた。

仁川市上水道事業本部西部水道事業所でも、9日から前日夜にかけて西区堂下洞と元堂洞などで「水道水から幼虫が出た」という通報が合計12件あった。

しかし、まだ水道水から幼虫が出るようになった原因は把握できていない状態だ。

上水道事業本部は、今回発生した幼虫は、夏場の気温上昇の際、水タンクや流し台のような溜まった水があるところに発生する種類であると推定した。

「浄水場から排水過程まですべて調査中」

仁川市上水道事業本部は韓国水資源公社、漢江流域環境庁などと共に水道水から幼虫が出るようになった原因を分析する作業を進めている。

仁川市はまた、幼虫が発生した世帯の計量器を対象に2〜3時間おきに24時間集中モニタリングを行っている。

仁川市は幼虫の発生原因を探るため、前日午後11時頃、浄水処理の工程過程を高度浄水処理から標準浄水処理へ転換した。

市は幼虫発見申告地域である西区往吉洞(7845世帯)・堂下洞(1万5999世帯)・元堂洞(4418世帯)など、2万8262世帯に対しては、水道水を直接飲むことを自制するよう呼びかけた。

西部水道事業所は幼虫が発見されて水道水が飲めない世帯に対しては、瓶入水道水の弥鄒忽真水(ミネラルウォーター)を支援する計画だ。

西部水道事業所の関係者は「専門家とも議論したが、全国的にも水道水から幼虫が出たのは類似の事例が見当たらないため、簡単に原因について答えられない状況」とし、「浄水場から排水過程まで様々な可能性を開いて調査を行っている」と述べた。

仁川市西区は昨年5月、赤い水道水が初めて発生し、大きな被害を受けた地域だ。

当時、赤い水道水は水系転換の過程で既存の管路の水圧を無理に高め、水道管内部の沈殿物が脱落して各家庭に流れ込んだ。

西区公村浄水場の管轄給水区域に含まれた26万1000世帯、63万5000人が赤い水道水の被害を受けたものと推算された。

ソース
NAVER 記事入力2020.07.14 11:28
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