韓国がまた、イチャモンを付けてきた−。海上保安庁は15日、長崎県の男女群島・女島西方の東シナ海で、海洋調査をしていた同庁の測量船「平洋」に対し、韓国海洋警察庁の船が中止要求してきたと発表した。日本側は、日本の排他的経済水域(EEZ)での正当な活動だとして、外交ルートで韓国に抗議した。韓国側は16日も「平洋」と並走して要求を続けたという。

 海保によると、15日午前4時20分ごろ、女島の西約141キロで、韓国海洋警察庁の船が、無線を通じ英語で「韓国の海域で調査するには、同意が必要なのでやめなさい」と要求があった。

 「平洋」は、日本のEEZ内だとして、毅然(きぜん)と調査を続けた。韓国側の船はその後も中止要求を繰り返したという。

 EEZは沿岸から200カイリ(約370キロ)とされる。現場海域は日韓双方から200カイリの範囲にある。海保の測量船は両国の中間線の日本側で調査をしていた。付近で韓国からのこうした行動は初めてという。



http://www.zakzak.co.jp/soc/news/200817/pol2008170002-n1.html