8月にも新型コロナウイルス感染症による韓国の輸出不振は続いた。関税庁は今月1−20日の輸出額を通関基準で231億ドル(約2兆4500億円)と暫定集計した。これは前年同期比7.0%減。

操業日数を考慮した一日平均輸出額は16億5000万ドルと、前年同期比3.7%減だった。今月1−20日の操業日数は14日で、前年同期(14.5日)に比べ0.5日短い。

新型コロナによる輸出の寒波が続いている。今年3月以降5カ月連続で輸出額が減少した。今月1−20日の輸出減少幅(−7.0%)は先月1−20日(−13.0%)に比べて縮小した。しかし先月全体の減少率とほぼ同じだ。輸出回復の兆しが依然として見えないということだ。

今月1−20日基準で石油製品(前年比−39.0%)、無線通信機器(−29.3%)、乗用車(−10.1%)などの品目の輸出減少が目立った。国別には日本(−9.7%)、ベトナム(−6.4%)、欧州連合(−1.8%)、中国(−0.2%)に対する輸出が減少した。

一方、コンピューター周辺機器(99.4%)、半導体(2.9%)などの品目の輸出は増え、国別にもカナダ(25.4%)、米国(6.2%)などへの輸出が増加した。

今月1−20日の輸入額は233億ドルと、前年同期比12.8%減少した。輸出減少幅より大きかったが、貿易赤字を解消するほどではなかった。同期間の貿易赤字は2億9000万ドル。


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