【ソウル聯合ニュース】

韓国の中央防疫対策本部は29日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から323人増え、計1万9400人になったと発表した。市中感染が308人、海外からの入国者の感染が15人だった。ソウル市城北区の「サラン第一教会」と光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の15日にソウル中心部で開かれた大規模集会に関係した感染者が相次いでいる上、新たな集団感染が発生している。死者は前日から5人増え、計321人。1日の新規感染者数は28日(371人)に続いて2日連続で300人台となった。

 1日当たりの新規感染者数は、首都圏での集団感染が本格化した今月14日から16日連続で3桁台が続いている。この期間の新規感染者数は計4630人に上る。

 この日新たに確認された市中感染者308人を地域別に見ると、ソウル市が124人、京畿道が100人、仁川市が20人と、首都圏が244人を占めた。首都圏以外の地域では、光州市で14人、慶尚南道で12人、全羅南道で9人、忠清南道で8人、忠清北道で6人、釜山市と大邱市でそれぞれ5人、大田市で4人、済州道で1人の感染が確認された。

 サラン第一教会関連の感染者は、28日正午現在で計978人となった。同教会での集団感染は医療機関や学校など25か所に広がっている。15日にソウル中心部で開かれた大規模集会に関係した感染者は13市・道の計294人に増えた。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された15人のうち、5人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。

聯合ニュース 8/29(土) 10:43
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