2020.9.11 20:36国際中国・台湾

https://www.sankei.com/smp/world/news/200911/wor2009110024-s1.html

 中国外務省は11日、人権問題を抱える中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区当局に謝意を示したことからウォルト・ディズニーの実写映画「ムーラン」のボイコットを呼び掛ける動きが広がっていることに反発した。同省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官が記者会見で「便宜を図ったことに感謝するのは、至極当たり前のことだ」と不快感を示した。

 香港デモを制圧する香港警察への支持を表明し、批判を浴びた主役の中国出身女優、劉亦菲(リウ・イーフェイ)さんを「あっぱれだ。彼女こそ真の中華の子だ」と擁護した。


 映画のエンドロールには撮影現場となった自治区の地元政府機関などの名前が並び、米国の議員らが問題視。趙氏は「新疆や香港の問題は中国の内政であり、いかなる外国政府や個人も干渉する権利はない」と非難した。(共同)