【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の主宰で5日に党政治局会議が開かれ、来年1月の第8回党大会に向け、年末まで「80日戦闘」を行うことを決めたと報じた。また、核やミサイル開発など戦略兵器を総括している党中央軍事委員会の李炳哲(リ・ビョンチョル)副委員長と朝鮮人民軍の朴正天(パク・ジョンチョン)総参謀長に軍元帥の称号を与えた。

 80日戦闘については対北朝鮮制裁の長期化と新型コロナウイルスの脅威、台風被害が重なったことを受け、党大会の成功に向け、住民を総動員する運動の推進を決定したとみられる。通信は「党大会まで約80日残っている」として、「残りの期間は戦闘期間であると同時に、第7回党大会が提示した国家経済発展5カ年戦略遂行の最後の界線のため、全党的、全国家的に改めて総突撃戦を繰り広げなければならない」と強調した。

 北朝鮮は第8回党大会で新しい国家経済発展5カ年計画を示す計画だ。 

 また、会議では10日に党創建75年を迎えることから金委員長が2人に軍元帥の称号を与え、「党と人民の大きな期待を高い事業実績で報いることを望む」と祝賀した。自衛的な国防力を強化する意志を対内外にアピールするとともに、台風被害の復旧で軍が先頭に立ったことを評価するものとみられる。

 会議には金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長も出席した。

聯合ニュース 2020.10.06 08:41
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朝鮮中央通信は党政治局会議が開かれ、金委員長が出席したと報じた(同通信HPより)=(聯合ニュース)