(台北中央社)7月30日に97歳で死去した李登輝元総統の遺骨が7日午前、新北市汐止の五指山軍人墓地に埋葬された。儀式は家族の意思で非公開とされ、簡素に執り行われた。

李氏の遺骨を乗せた車が同墓地に到着すると、蔡英文(さいえいぶん)総統ら政府要人が出迎えた。礼拝では牧師が「李登輝氏は台湾の民主主義がさらに深化し、台湾の人々がより団結することを願っているだろう」と説いた。最後に弔砲が3発放たれた。

五指山軍人墓地は、国軍が管轄する墓地。李氏の遺骨は、国光勲章、青天白日勲章の受章者や生前に手本となる忠義的行為があった功労者が安置される「特勲区」に埋葬された。

(葉素萍/編集:楊千慧)

中央社フォーカス台湾 2020/10/07 12:28
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202010070002.aspx

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李元総統の墓前に献花する蔡総統=軍聞社提供