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世界貿易機構(WTO)事務総長選挙で最終決選に進出したユ・ミョンヒ韓国産業通商資源部通商交渉本部長とヌゴジ・オコンジョ・イウェアラナイジェリア元財務・外相が去る7月15〜16日スイス、ジュネーブで出馬記者会見当時の様子。写真=聯合ニュース

世界貿易機構(WTO)事務総長選挙で兪明希(ユ・ミョンヒ)韓国産業通商資源部通商交渉本部長とヌゴジ・オコンジョ・イウェアラ元ナイジェリア財務長官が最終候補に決定された。これと関連して10日、外交筋では日本政府が難しい選択に直面したという分析が出ている。

日本は徴用判決に対する事実上の報復措置で韓国に対する輸出規制を強化しWTOに提訴された状況だ。ユ・ミョンヒ本部長がWTO事務総長になることが不安にならざるをえない。

しかし、親中派であるオコンジョ-イウェアラ候補が当選した場合、中国の影響力が大きくなる可能性があり、日本政府が簡単にどちらか一方を支持しにくいと見られる。

これと関連して日本産経新聞はこの日、ユ本部長とオコンジョ-イウェアラ候補を「日本と関係悪化が続く韓国候補」と「国際協力に背を向けてきた中国が推薦すると見られるナイジェリア候補」とそれぞれ規定し「難しい対応になるようだ」と分析した。

同紙は「日本政府は日本人候補や日本が推薦する有力候補を擁立できず、ユ氏がヨーロッパを中心に支持を集めることが分からなかった」として「ユ氏が(WTO)首長になればアジアでの日本の力不足が世界的に明らかになる」と指摘した。

オコンジョ-イウェアラ候補に対しては「中国の影響力が強まるアフリカを代表する立場という観測もある。首長として中国と歩調を合わせて運営を推進する憂慮が残る」とした。

ユ・ミョンヒ本部長は最初注目されなかったが、韓国が選挙戦略をよくたてて善戦している、という評価も出ている。

山下一仁キヤノン グローバル戦略研究所・研究主幹は「前にパン・ギムン氏が国連事務総長になったように、今回も韓国が立派に推進した」と産経に意見を明らかにした。国際情勢専門家である平塚三好、東京理科大教授は「中国が推薦するアフリカ候補を支持すれば米中対立をあおる危険がある。多くの会員国が中立的立場である韓国を支持する無難な選択をしたようだ」と分析した。

ユ・ミョンヒ本部長はこれに先立って共同通信とのインタビューで「韓国と日本は緊密な交流と活発な貿易、投資を土台に成長した東アジア協力パートナー」「韓国と日本は自由貿易と多角的体制の必要性に対して同じ立場」という点を強調して日本の支持を訴えた。

キム・ミョンイル記者

ソース:韓国経済(韓国語)ユ・ミョンヒか親中派か…日本、WTO総長選挙ジレンマ
https://www.hankyung.com/international/article/2020101031697

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